
チミチュリ・ロホ(アルゼンチンの赤いチミチュリ)
チミチュリ・ロホは、アルゼンチンのチミチュリの赤い版です。チミチュリはパセリ、にんにく、オレガノ、ワインビネガー、油を火を通さずに合わせ、焼いた肉に添えるソース。赤い色は甘口のパプリカパウダー(ピメントン・ドゥルセ)と、アルゼンチンの台所に常備されている粗挽きの乾燥唐辛子アヒ・モリードから来ます。現地では刻んだ赤パプリカ(モロン)を加える料理人もいて、このレシピはその方法で、赤パプリカを直火で黒く焦がしてから使います。材料はすべて包丁で刻み、ビネガーと混ぜてから油をかぶせます。作業は約30分。ほかの材料を刻むあいだパプリカに皿をかぶせて10分蒸らし、仕上がったソースは台の上に30分置いてから出します。できあがりは約350ml(1½カップ)で、1人分は大さじ3ほどです。
材料
- 1 個ローストした赤パプリカ
- 30 gイタリアンパセリ(生)
- 4 片にんにく
- 0.5 個小さめの玉ねぎ
- 2 小さじパプリカパウダー(甘口)
- 1 小さじ乾燥オレガノ
- 0.5 小さじアヒ・モリード(粗挽き赤唐辛子)または赤唐辛子フレーク
- 3 大さじ赤ワインビネガー
- 1 大さじレモン汁
- 100 mlエクストラバージンオリーブオイル
- 0.5 小さじ塩
作り方
- パプリカを焦がします。生の赤パプリカから始める場合は、丸ごとガスコンロの強火に直接のせるか、最高温度にしたグリル(ブロイラー)の下に置き、2分おきにトングで回しながら10〜12分、全面の皮が黒く焦げてふくれるまで焼きます。ボウルに入れて皿をかぶせ、10分おきます。蒸気で皮が浮きます。焦げた皮を指か包丁の背でこすり取り、取れにくいところは細く流した冷水の下でむきます。ヘタと種を取り除きます。瓶詰めのローストパプリカは、水気を切ってキッチンペーパーで押さえ、そのまま使います。

- 包丁で刻みます。皮をむいたパプリカを3mmほどの小さな角切りにします。パセリは葉と細い軸を細かく刻み、にんにくはみじん切り、玉ねぎはできるだけ細かく刻みます。アルゼンチンのレシピではチミチュリを包丁で刻み、そうすると一粒一粒がばらけたまま残ります。フードプロセッサーを使うなら、液体以外をすべて入れて短く5〜8回だけ回します。パプリカとパセリの見分けがつくうちに止めてください。あと数秒でペーストになります。

- 味をつけてビネガーを加えます。刻んだものをボウルに移し、パプリカパウダー、オレガノ、アヒ・モリード、塩を加えます。ビネガーとレモン汁を注ぎ、パプリカパウダーが溶けて液体がれんが色になるまで混ぜます。そのまま5分おきます。乾燥オレガノと唐辛子が酸を吸ってやわらかくなってから、油をまとわせるためです。

- 油を加えます。オリーブオイルを注いで混ぜます。乳化はしませんし、させる必要もありません。油はビネガーの上に浮くので、取り分けるたびにスプーンで混ぜ直します。パンのかけらにのせて味を見て、ぼやけていれば塩ひとつまみかビネガー小さじ1を足します。
- 出す前に休ませます。ふたをして室温に30分以上おきます。混ぜた直後は生のにんにくがきつく、ビネガーも浮いています。30分たつと両方が油に移り、ソースがひとつの味になります。もっと前に作る場合は冷蔵庫に入れ、食べる20分前に出してください。オリーブオイルは冷えると白く濁って固くなります。混ぜてから出します。

よくある質問
緑のチミチュリはパセリ、にんにく、オレガノ、ビネガー、油で作る、酸味とハーブの立ったソースです。チミチュリ・ロホは同じ土台に甘口のパプリカパウダーとアヒ・モリード、レシピによっては赤パプリカが加わるので、より甘く、濃度があり、れんが色になります。このレシピではパプリカを先に焦がすため、少し煙の香りも加わります。緑はリブアイのような脂の多い部位をさっぱりさせ、赤は赤身のステーキ、チョリソ、焼き野菜によく合います。両方を食卓に並べてもかまいません。
ふた付きのガラス瓶に入れて冷蔵し、4日以内に使い切ってください。生のにんにくと生のパプリカが油に浸かったソースで保存食ではないので、室温に出しておくのは食事中の2時間ほどまでにします。味がいちばん良いのは1日目から3日目で、その後はパセリの色が沈み、にんにくの香りも弱まります。4日より長くおきたいときは製氷皿で凍らせ、袋に移して3か月以内に使います。解凍すると少しゆるくなりますが、マリネ液としては十分です。
作れますし、包丁のほうがおいしく仕上がります。焼いたパプリカと玉ねぎを小さな角切りに、パセリとにんにくを細かく刻み、パプリカパウダー、オレガノ、アヒ・モリード、ビネガー、油を混ぜます。一粒一粒がばらけ、油は澄んだ赤のまま残ります。ブレンダーにかけるとパセリとパプリカがペーストになり、ソースが濁って食感がなくなります。それでもフードプロセッサーを使うなら、短く5〜8回が限度です。
まずはチョリパンです。焼いたチョリソを切り開いたパンにはさみ、チミチュリをひとさじかけます。鶏もも肉や身の締まった魚のマリネにも使え、焼く前に冷蔵庫で30分漬けます。生肉に触れたソースは食卓に出せないので、かける分は先に取り分けておいてください。焼いたなす、ズッキーニ、さつまいもにかけたり、フライパンから出したてのプロボレータにのせたりもします。温かいゆでじゃがいもに大さじ2を混ぜれば、手早いサラダになります。
この配合では穏やかです。甘口のパプリカパウダーは色と甘みを出し、アヒ・モリード小さじ1/2が奥にほのかな温かみを足します。辛くしたいときはアヒ・モリードを小さじ1にするか、甘口のパプリカパウダーのうち小さじ1/2を辛口に替えます。辛みをなくすならアヒ・モリードを抜きます。パプリカパウダーとパプリカがあるので、ソースは赤いままです。少しずつ足し、30分休ませてから味を見てください。唐辛子は水分を吸うにつれて辛みが強くなります。
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