
コーンブレッド・スタッフィング(感謝祭の付け合わせ)
コーンブレッド・スタッフィング(cornbread stuffing、アメリカ南部では cornbread dressing)は、乾かしたコーンブレッドに玉ねぎ、セロリ、バター、セージ、チキンブロスを合わせ、卵でまとめて焼く、アメリカの感謝祭の付け合わせで、ローストターキーに添えて出します。このレシピでは鳥の中に詰めず、23×33cmの耐熱皿で別に焼きます。米国農務省は、中心が確実に74°Cに達するよう詰め物は別に加熱することを勧めていますし、耐熱皿なら七面鳥の中では決してできない、こんがりした焼き色の表面ができます。野菜をバターでやわらかく炒め、コーンブレッド、卵、ブロスと混ぜ、アルミホイルをかけて焼いてから、最後にホイルを外して仕上げます。コーンブレッドは先にオーブンで乾かす必要があり、165°Cで40〜50分かかります。前日に済ませておくのが楽で、この時間は95分には含まれていません。
材料
- 750 gコーンブレッド
- 250 g玉ねぎ
- 150 gセロリ
- 2 片にんにく
- 2 個卵
- 115 g無塩バター
- 1 大さじ生のセージ
- 1 小さじ生のタイムの葉
- 1 小さじ塩
- 0.5 小さじ黒こしょう
- 600 mlチキンブロス
作り方
- コーンブレッドを乾かします。できれば前日に済ませます。オーブンを165°Cに予熱し、コーンブレッドを約2cm角に切って、くずも一緒に天板2枚に広げます。途中で2〜3回返しながら40〜50分焼き、乾いて縁がうっすら色づくまで火を入れます。冷めた1個を割ると、つぶれずにパキッと折れる状態が目安です。焼きたてのコーンブレッドは水分が多く、ブロスに触れたとたんに崩れておかゆのようになりますが、乾いたものはスポンジのようにブロスを吸い、形も保ちます。

- 野菜を炒めます。玉ねぎとセロリは5mm角に切り、にんにく、セージ、タイムはみじん切りにします。口の広いフライパンにバター100gを入れて中火で溶かし、玉ねぎ、セロリ、塩の半量を加え、ときどき混ぜながら8〜10分、やわらかく透き通るまで炒めます。焼き色はつけません。にんにく、セージ、タイムを加えて1分ほど炒め、香りが立ったら火から下ろします。野菜はオーブンの中ではこれ以上やわらかくならないので、この段階で火を通しきっておきます。

- オーブンを175°Cに温め、23×33cmの耐熱皿に残りのバターの一部を塗ります。乾かしたコーンブレッドをいちばん大きなボウルに移し、フライパンのバターを残さず野菜ごと上にあけます。ゴムべらか手で、コーンブレッドが崩れないようにやさしく混ぜます。
- 卵にブロス400ml、残りの塩、こしょうを加えてよく溶きほぐします。ブロスは冷たいか、ぬるい状態で使います。熱いブロスだと卵が糸状に固まってしまうからです。卵液をコーンブレッドにまんべんなく回しかけ、数回混ぜて10分おき、その間2〜3分ごとにそっと上下を返します。スタッフィングをまとめるのは卵です。オーブンの中で固まるので、すくったときにぬれたくずの山にならず、形を保ったひとすくいになります。
- ここで水分を調整します。1個を指でつまんでみて、芯までやわらかくしっとりしていて、全体につやがあればちょうどよい状態です。残りのブロスを約50mlずつ加え、そのつど混ぜて1分待ちます。ボウルを傾けたときに底に水分が少したまり始め、1分以内にまた吸い込まれるようになったら止めます。たいていのコーンブレッドは合計500〜550mlで足りるので、全部は使わないこともあります。ブロスが少ないと乾いたそぼろ状になり、多すぎると重いプディングになるので、少しずつ加えるのです。

- 耐熱皿に移して表面をならします。押しつけると重い焼き上がりになるので、詰め込まないでください。残りのバターを小さくちぎって散らし、アルミホイルでぴったり覆います。すぐにオーブンに入れて30分焼きます。ホイルの下で蒸されて中まで温まり、表面が乾く前に卵が固まります。
- ホイルを外してオーブンを220°Cに上げ、さらに15〜20分、表面がこんがりときつね色になり、縁がカリッとするまで焼きます。中心に温度計を刺して74°Cあることを確かめ、足りなければあと5分焼きます。10分おいて落ち着かせてから、耐熱皿のまま大きなスプーンで取り分けます。
よくある質問
どちらも同じ料理で、呼び名が二つあるだけです。米国農務省によると、アメリカでは地域によってスタッフィング、フィリング、ドレッシングと呼び分けられ、南部では何も詰めない場合でもドレッシングと言います。厳密には、鳥の中に詰めるのがスタッフィング、横で耐熱皿に入れて焼くのがドレッシングです。農務省は「安全性を最も高め、均一に火を通すために」別に焼くことを勧めています。七面鳥の中では、肉が焼けても詰め物の中心が74°Cに届かないことが多いからです。別に焼けば表面に焼き色もつきますし、ローストターキーを、中の詰め物に火が通るまでオーブンに入れ続ける必要もなくなります。
できます。方法は二つあります。一つ目は材料を別々に準備しておく方法で、コーンブレッドは最長2日前までに乾かして袋に入れ、常温で保存し、野菜は前日に炒めて冷蔵し、卵とブロスは焼く直前に混ぜます。米国農務省は、混ぜ終えた生のスタッフィングを冷蔵保存しないよう勧めています。卵を含んだ湿ったパンは細菌が増えやすいからです。二つ目は最後まで焼いてしまう方法で、冷まして2時間以内に冷蔵し、食べる前にホイルをかけて175°Cで中心が74°Cになるまで温め、そのあとホイルを外して10分焼いて表面をカリッとさせます。こうすれば当日のオーブンをいんげんのキャセロールとスイートポテトキャセロールに回せます。
べちゃべちゃになるのは、コーンブレッドの乾かし方が足りない、ブロスが多すぎる、または強く混ぜすぎて崩してしまった場合です。165°Cで40〜50分しっかり乾かしてパキッと折れる状態にし、ブロスはボウルの底にたまり始めたところで止めます。焼き上がりがすでに水っぽいときは、ホイルを外して220°Cでさらに10〜15分焼いてください。パサパサでぼろぼろになるのは、水分が足りなかったか、ホイルを外すのが早すぎたためです。温かいブロス100mlを表面にふりかけ、ホイルをかけて175°Cのオーブンに10分戻します。
作れますが、一つだけ確認してください。原材料表示に砂糖が入っているかどうかです。箱入りのミックス粉や店で売っているコーンブレッドには、ケーキのように甘くてやわらかいものが多く、その甘さは焼き上がったスタッフィングにも残ります。できるだけ素朴なものを選び、同じく750g使って、165°Cで40〜50分、同じ方法で乾かします。やわらかいケーキ風のものは50分いっぱいかかることがあります。1時間取れるなら手作りのほうが確実です。当サイトのコーンブレッドは、好みで入れる砂糖を省けば甘くなく、スキレット1個分でちょうどの量になります。
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