
かぼちゃの煮物
かぼちゃの煮物は、一口大に切ったかぼちゃをだしに砂糖・みりん・酒・しょうゆを合わせて、皮を少し残したままやわらかく煮る日本の家庭料理です。かぼちゃは、皮が緑色でほくほくと甘い冬の野菜です。皮を下にして鍋に一層に並べ、落とし蓋をして少ない煮汁で15分ほど煮るのが基本です。手を動かす時間は30分ほどで、そのあと火を止めて15〜20分おきます。この間にかぼちゃが味を含みます。ごはんや焼き魚、味噌汁と合わせる副菜にぴったりです。
材料
- 450 gかぼちゃ
- 300 mlだし
- 2 大さじ砂糖
- 1 大さじみりん
- 1 大さじ酒
- 1.5 大さじしょうゆ
作り方
- かぼちゃは種とワタをスプーンで取り除き、皮の表面をさっと洗います。皮は残したままで、煮るとやわらかくなって食べられます。まな板の下にぬれ布巾を敷いて滑らないようにし、くし形に切ってから3〜4cm角の一口大に切ります。大きさをそろえないと、小さいものが先に煮崩れてしまいます。
- 切ったかぼちゃは、切り口の角を包丁で薄く切り落とす面取りをします。角が丸いと鍋の中でぶつからず、崩れにくくなります。次に、1切れにつき2〜3か所、皮を筋状にむいて、緑の皮が半分ほど残るようにします。皮をむいたところから熱と味が入り、残した皮が形を保つので、全部むいてはいけません。

- かぼちゃがちょうど並ぶ大きさの鍋を選びます。目安は直径20〜21cmです。大きい鍋だと煮汁が減りすぎ、小さい鍋だとかぼちゃが重なって崩れます。皮を下にして、動かないくらいぴったり並べ、だしを注いで砂糖・酒・みりんを加え、強火にかけます。煮立ったあとは混ぜません。煮えたかぼちゃは動かすだけで崩れます。
- 煮立ったら、かぼちゃに直接落とし蓋をします。数か所に穴をあけたクッキングシートでも大丈夫です。火を中弱火にして10分煮ます。煮汁がふつふつと静かに沸いて蓋に触れるくらいの火加減にしてください。蓋がかぼちゃを煮汁に押さえつけるので、煮汁が少なくてもまんべんなく味がつき、ぶつかって崩れることもありません。10分たつころには、端がやわらかく、形は保っています。

- 鍋の縁からしょうゆを回し入れ、蓋を戻してさらに5〜7分、中弱火で煮ます。竹串がほとんど抵抗なく通り、鍋に艶のある煮汁が大さじ数杯だけ残ったら火を止めます。しょうゆを最後に入れるのは、長く煮ると香りが飛ぶからです。鍋がカラカラと乾いた音になったらすぐに火から下ろしてください。砂糖はすぐ焦げますし、かぼちゃは余熱で十分に火が通ります。
- 火を止めて蓋をしたまま15〜20分おきます。かぼちゃは冷める間に煮汁を吸い続けるので、できたてより人肌くらいのほうがおいしくなります。へらを下に入れて崩さずに持ち上げ、皮を上にして器に盛り、残った煮汁を周りにかけます。温かいままでも、室温でもどうぞ。

よくある質問
よくある原因は、大きさがそろっていない、鍋が大きすぎる・小さすぎる、混ぜてしまう、強火で煮すぎる、の4つです。3〜4cm角に大きさをそろえて切り、面取りをして、直径20〜21cmの鍋に皮を下にして一層に並べます。煮立ったら中弱火にし、混ぜずに落とし蓋をします。12分ごろから竹串で確認し、すっと通ったら止めてください。5分煮るごとに、ほくほくのかぼちゃはさらにやわらかくなります。もう崩れてしまったら、煮汁を大さじ1ほど加えてつぶし、おにぎりの具やペーストにすれば味はそのまま使えます。
作れますが、違いははっきりあります。北海道かぼちゃ(赤栗)は、ほくほくして甘く、皮も食べられるので、450gで同じレシピのまま作れます。バターカップかぼちゃも近いです。バターナッツは水分が多くでんぷんが少ないため、やわらかく甘く仕上がり、崩れるのも早くなります。皮は全部むき、4cmくらいに切って、8分から竹串で確認してください。ハロウィン用の観賞かぼちゃは水っぽくて繊維が多く、10分で崩れるので向きません。
10cmほどの昆布(約5g)と干ししいたけ2枚を400mlの水に最低30分、冷蔵庫なら一晩つけます。ゆっくり温め、沸騰する直前に昆布を取り出して、レシピ用に300mlを量ります。かつおだしより丸くて甘い味で、かぼちゃによく合います。砂糖・みりん・酒・しょうゆは植物由来なので、ほかは変えなくて大丈夫です。余っただしは当日中に味噌汁に使えます。
煮汁を少し入れて密閉容器に入れ、冷蔵庫で3〜4日保存できます。冷凍も1か月までできますが、解凍後は食感が少しやわらかくなるので、冷蔵庫で一晩かけて解凍し、温めるときは混ぜないでください。お弁当にする場合は、完全に冷ましてから煮汁をきって別のカップに入れます。室温で食べる料理です。
かぼちゃ約450gに対して、このレシピではだし300mlを使います。直径20〜21cmの鍋なら、かぼちゃの高さの3分の1ほどまで浸る浅さです。鍋が広いと、かぼちゃがやわらかくなる前に煮汁が飛んで砂糖が焦げるので、かぼちゃがぴったり収まる鍋を選んでください。中まで味が入らないのは、15〜20分おく時間を省いたためです。煮汁の中で冷めていく間に味が入ります。中弱火で蓋をし、鍋が乾いた音になったらすぐに火から下ろしましょう。落とし蓋を使う同じ煮方は肉じゃがでも使います。
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